注文住宅 一社検討のすすめ

家を建てるときには、失敗や後悔したくないという気持ちが強く働きます。そのため、多くの会社を比較したい、住宅展示場にあるすべての会社を訪れたい、さまざまな間取りを見たい、値引きを比較したいと思うのは自然な心理です。ネット上で見ることができる多くの記事でも相見積もりが推奨されています。しかし、実際には一社に絞ることのメリットも存在します。この記事ではそれを解説していきます。

良い家を建てることに集中できる

競合する他社がいる状態での検討は、契約を勝ち取るための提案が主になりがちです。他社が提供していない要素を盛り込んだり、自社の強みを強調したりして、駆け引きすることもあります。しかし、このようなアプローチは、本来の「良い家を建てる」という目標から逸れてしまいます。この理想的とは言えない流れが実際によく起こっています。

営業担当・設計士のモチベーションが上がる

もし自分が家を売る側になったと想定したときに、10社並行して検討している方と一社検討している方、どちらに労力をかけるでしょうか。10社というのは極端ですが、実現に近い仕事に力を入れるのは人間の心理としては理解できると思います。また営業担当者・設計士にとっては、仕事だとしてもお客様の理想に近い家が建てられるのは良い気分となるものです。

費やす時間を減らせる

午前中に一社と打ち合わせて、午後からは別の一社と打ち合わせ、打ち合わせ中に別の一社からの電話がかかってくる。当然打ち合わせ以外にも必要な時間はあるわけで、忙しくしてしまうと間違った判断をしてしまってもおかしくありません。一社検討ならこのような状況は避けられますし、空いた時間は自由となります。

複数のプランが検討できる

複数社に頼まなくても、一社に複数のプランを提出してもらって検討することも当然可能です。他社に負けないためにデメリットを説明しないということもなく、丁寧な説明が期待できます。

契約後のサポートが期待できる

スムーズに家づくりが進んでいくと、互いに信頼関係が築かれます。お客様にとっても問題が起きたときの対応が手厚く感じられ、営業担当者にとっても良いことも悪いことも説明をしやすい良い関係となります。

Copied title and URL