長もちする家の条件とは

家を買うのならばせっかくだったら末永く保つ家にしたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では長もちする家の条件と具体的なチェックポイントを紹介し、実現するにはどこに注意すればよいのかを解説していきます。新築する場合も中古物件を探す場合も参考になれば幸いです。

長もちする家の条件

地震や水害などの災害に強い

災害に対する強さを考えるとき、免震構造や高い耐震等級、十分な基礎高などの建物の性能も重要ですが、家の建つ場所はそれ以上に重要です。

地震や水害などの自然災害は、建物の寿命を縮める大きな原因となります。元々地盤が弱い場所に家を建てると、地震が起きたときに地盤が沈下し建物が傾いてしまうリスクが大きくなります。建物が傾けば基礎にヒビが入るなどして家全体の強度が低下し、長持ちしにくくなります。

また、どれだけ高気密・高断熱の省エネ住宅であっても、高潮や洪水で床下・床上浸水が起きてしまえば、断熱材はほぼ無意味となります。それどころか、水はけの悪さからカビや腐朽のリスクを抱え続けることになります。

土砂災害の危険がある地区では一度で住めなくなるリスクも高いです。

家の性能の高さは確かに重要ですが、長持ちする家にするためには「その家がずっと無事に建っていられるか」を考えることも重要です。

メンテナンスがしやすい

長持ちする家かどうかを判断する上で重要なポイントの一つが「メンテナンスのしやすさ」です。しかし、購入時にはあまり意識されていないことが多いです。実は、メンテナンスのしやすさは長持ちする家を作る上で非常に大切です。

気候や環境によって異なりますが、屋根や外壁は10~12年経つと塗装が剥がれやすくなりますし、床下のシロアリ予防薬剤は約5年で効果がなくなります。どれだけ最先端の優良な建材を使って建てたとしても、メンテナンスがなければ同じことです。

5年、10年と経過するうちに、建物は常に風雨や光にさらされ、徐々に劣化していきます。それを放置すると不具合が起きやすくなり、建物の寿命は縮まります。どれだけ良い家でも、定期的な検査とメンテナンスなしには長持ちしません。

だからこそ、そもそもメンテナンスできる家なのかという視点をもつことが非常に大事です。何かトラブルがあったときに補修や部品の交換が簡単にできる仕組みや、定期的に異常がないかチェックできる構造かどうかを確認しておくべきです。

長もちさせるためのチェックポイント

災害に強くメンテナンスのしやすい家を見極めるための事項を順番に見ていきます。

立地条件が良い

ここでは駅への近さや周辺施設の多さなどの生活のし安さではなく、地形的な意味での立地条件の良さです。

「そもそも安全な場所か」を調べることが大切です。

大規模な地震の際、地盤の弱い地域では耐震等級が高くても半倒壊した建物があったことが調査で明らかになりました。自然災害に遭いにくい場所かどうかを事前に確かめておくことが、建物を長もちさせる第一歩です。

現在は、水害や土砂災害に遭いやすいかどうかを示したハザードマップや地盤の強さを示す地質調査などの情報が公開されています。これらを活用し、自然災害のリスクが低い場所かどうかを確認するようにしましょう。

隣家との間隔が広い

隣家との間隔が極端に狭いと建物のメンテナンスが難しくなります。

例えば、外壁や屋根の塗装が剥がれてくる頃に手入れをしたいと思ったとき、間隔が狭いと足場を組めなくなり、高所の修繕が行いにくくなります。その他にも、給湯器などの設備に不具合があった場合の対応も難しくなります。

こうした状況では、メンテナンスが不可能だったり、必要な経費が膨らんでしまい、メンテナンスを諦めたり、計画を先延ばしにしてしまう傾向があります。しかし、これは外壁や屋根からの雨漏りなどのリスクを高めることにもつながります。

土地に制限いっぱいに建てられた家は、床面積に対して土地代を安価に手に入れることが可能ですが、物件を見学する際には隣の家との距離が適切であるか、足場を組むことが可能かどうかなどを確認することは重要です。

点検口で確認ができる

床下での配管の水漏れ修理やシロアリ駆除のためには、基本的には人が床下に進入して作業を行います。しかし、床高が低い場合や全くない場合は、人が進入できないため、配管の水漏れやシロアリ被害に対応することが難しくなります。

同様に、天井上を確認できる点検口がない場合、雨漏りなどの異常に気づくのが遅れることがあります。

点検口が設置されている場合も、実際に中を確認すると、床高が低く入れないことや、1つの点検口だけでは全体を確認できないこともあります。

このような場合、余計な費用がかかる可能性があります。

物件を見る段階で点検口の有無を確認し、中の状態を見ておくことで、これらのリスクを把握することができます。

デザインが奇抜すぎない

設計次第ではスペースがとても広い吹き抜けや、直線的でない外壁などを採用することも可能です。しかし、結果的にメンテナンスがとてもしづらい構造になることは少なくありません。足場の組みづらさで費用が跳ね上がった事例もあります。

見た目の魅力を重視するのはもちろん良いことですが、トラブルが起きる可能性も考慮し、点検や補修がしやすい設計にすることも重要です。

長もちする家を実現するためには

長持ちする家をつくるには、建てた後も定期的なメンテナンスが欠かせません。いくら高品質な素材で建てられていても、定期的な手入れが行われなければ、長く安心して住むことはできません。

似たような見た目や構造なのにハウスメーカーによって価格が大きく違うことがありますが、構造やアフターサービスを詳細に検証すると、高いメーカーには値段相応の価値がある事もわかってくるはずです。

予算によって実現できることとできないことがありますが、それでも後悔のない選択につなげてください。

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