不動産が出回りやすい時期と出回りにくい時期とは

マイホーム用の土地を探している方の中には、条件に合う土地が見つからなくて困っているという方も多いでしょう。不動産市場には、比較的土地が多く出回りやすい時期があります。

この記事では、土地が出回りやすい時期と、検討初期段階で押さえておくべきポイントについて説明していきます。

土地が出回りやすい時期

通常、土地がよく出回る時期は新年度を控えた1~3月です。この時期は人の移動が多く、新しい生活を始めるために土地の売買が活発になります。また、気候が良くなる9~11月も土地が出回りやすいとされています。この時期は、お正月やお盆など家族や親戚が集まるイベントの後であり、家族会議で土地の売却を決める人が多いためです。

一方で、5月から8月は土地が出にくい時期とされています。5月になると人の移動が少なくなり、6月は梅雨、7月と8月は暑さが続くため、集中力の低下や体力の消耗から土地の売却を控える人が多いと考えられています。

しかし、実際には季節による違いをそれほど気にする必要はありません。重要なのはタイミングです。例えば、7月や8月でも希望に合った土地が見つかることは十分にありますし、逆に1月から3月でも理想的な土地が見つからない場合もあります。土地を探す際には、希望の条件に合ったタイミングで検索を続けることが大切です。

土地が出回る時期の差がなくなってきた

1〜3月や9〜11月に不動産が売り買いされやすいというのは昔から言われていたことですが、インターネットの普及により物件情報がいつでも簡単に入手できる現在では、このような時期の影響はずいぶん小さくなっています。

したがって、土地の探索にあたって春先や秋口というタイミングをそれほど意識する必要はありません。

急ぐ必要がなければ、インターネットなどでこまめに情報をチェックして、希望する条件に合致した物件が登場するのを待つしかないでしょう。

不動産屋にできること

不動産会社に売買の仲介を正式に依頼する場合は媒介契約を締結しますが、この契約書には対象物件を記入しなければいけません。そのため、まだ見つかっていない物件を対象に契約することはできませんが、こういう土地が見つかったら紹介してくれるようにと頼むことは可能です。条件の良い土地は競争率が高いですが、自分のみで探すよりは見つけやすくなるかもしれません。

まとめ

土地が出回りやすい時期はありますが、その時期だけ注目していても希望する土地に巡り合うのは困難です。自分たちにとって譲れる条件・譲れない条件を整理しておいて、当てはまる物件が出てきたときに迷いなくしかし冷静に決定しなければなりません。

自ら情報を探しつつ、足りないときは専門家の力を借りるとよいでしょう。

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